神戸新聞社は、兵庫県の観光客動態調査(2023年度)に集客数が報告された約1300件の観光施設やイベントのうち、非公表のものを除く678件をランキングにしました。4回目は温泉・公衆浴場の利用者数です。(記事末尾に県内41カ所のランキングを掲載)
集計方法は施設などによってばらつきがあり、実数を正確に反映していないケースもあります。一部の宿泊施設は除外。温泉郷単位で集約している例もあります。
■トップはさすがの
ランキング首位は、豊岡市の城崎温泉(外湯めぐり)で77万6300人でした。日本海に面した関西有数の温泉街で、2020年に開湯1300年を迎えました。
温泉街には共同浴場7軒(うち1軒は休業中)が点在。泉質は共通ですが建物ごとに趣が異なるため、さまざまな味わいを楽しめます。
■淡路島最大の温泉地
2位は洲本温泉(洲本市)の44万3122人でした。洲本城跡の眼下に広がる淡路島最大の温泉地で、海岸線に沿って10施設が並びます。
波の音と潮風が心地よい露天風呂や、遠くに紀州の山を望む風呂など、趣ある宿がそろっています。
■関西の奥座敷
3位は神戸市の有馬温泉「金の湯」で28万4859人でした。
有馬温泉は道後、白浜と並ぶ日本三古泉の一つで、太閤秀吉も愛した湯治場。市営浴場である「金の湯」では、有馬名物である褐色の「金泉」につかれます。同じく「銀の湯」は9万3336人で13位に入っています。