三田空襲の体験や戦時中の暮らしについて語る志儀喜代美さん=三田市屋敷町
三田空襲の体験や戦時中の暮らしについて語る志儀喜代美さん=三田市屋敷町

 終戦間近にあった三田空襲や戦時中の暮らしについて学ぶ授業が三田小学校(三田市屋敷町)であり、同小出身で元教員の志儀(しぎ)喜代美さん(88)=三田町=が当時の記憶を語った。「安全地帯と思われていた三田でも空襲があり、尊い命が失われたことを心にとどめておいてほしい」。参加した6年生約100人に呼びかけた。(谷川直生)

 6年生は、9月に修学旅行で広島を訪問。事前に被爆体験伝承者から話を聞くなど、1学期から平和について学んでおり、今回もその一環として志儀さんを講師に招いた。