神戸新聞社は2025年度大学入試について、兵庫県内の高校の合格実績をまとめた。定時制や通信制を除く公立、私立のうち、ホームページで9月10日までに実績を公表した高校を対象に、大学別の合格者数を集計した。今回は関西、関東を代表する難関7私大のランキングを紹介する。

 合格者数は現役生と既卒生の合計だが、現役生の実績しか公表していない高校もある。また、大学別の単年度実績を公表していない高校はランキングに含まれない。

 「関関同立」と呼ばれる関西の難関4私大のうち、西宮市や三田市にキャンパスを構える関西学院大の合格者は、私立須磨学園が244人でトップ。県立尼崎稲園、西宮市立西宮がともに218人で並び、私立三田学園が207人で続いた。上位10校のうち、8校が公立勢。県内104校が合格者を出し、24校は100人以上だった。

 関西大は西宮市立西宮東が157人で最も多く、同志社大は市西宮の192人、立命館大は須磨学園の180人がそれぞれ最多だった。市西宮と尼崎稲園は昨年に続いて関関同立の全てでトップ10入りし、4大学のトータルでは市西宮(689人)、須磨学園(673人)、尼崎稲園(484人)の順。4大学の合格者が100人を超えたのは公立31校、私立11校の計42校で、うち24校は200人以上だった。

 関東の難関私大のうち、早稲田大は灘の32人が最も多く、次いで須磨学園が29人、甲陽学院が28人とトップ3を私学が占めた。公立では長田が13人で5位、姫路西が10人で7位だった。

 慶応大も上位3校の顔ぶれは早大と変わらず、甲陽学院(28人)、灘(25人)、須磨学園(19人)の順。公立では市西宮(10人)が5位、神戸(9人)が7位に入った。早慶のいずれかに合格者を出したのは公立26校、私立20校の計46校。上智大は神戸市立葺合の10人が最多だった。

 高校受験のページに関西大、関西学院大、同志社大、立命館大、関関同立合計、早稲田大、慶応大、早慶合計、上智大の合格者ランキングを掲載