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スキップの着地後、左手を後ろから前へ動かす際、左足の外側を通過する瞬間が最も力が入り「肩を入れる」タイミング
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スキップの着地後、左手を後ろから前へ動かす際、左足の外側を通過する瞬間が最も力が入り「肩を入れる」タイミング
右足で着地(左)の瞬間に反発力を体で感じ取り、すぐさま腕を振って前へ駆け出す(2枚を合成)
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右足で着地(左)の瞬間に反発力を体で感じ取り、すぐさま腕を振って前へ駆け出す(2枚を合成)
股関節の回旋運動が基本だが、腕の振りはダイナミックだ(右から連続写真)
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股関節の回旋運動が基本だが、腕の振りはダイナミックだ(右から連続写真)
吉田弘道選手
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吉田弘道選手

 「訓練」「反復練習」という意味の「ドリル」。スポーツはもちろん、勉強でも努力は欠かせない。播磨で活躍するトップアスリートに、記憶に深く残って今も大切にしているドリルを聞き、その背景に広がっている成長の道筋をたどってみたい。「あなたの大切なマイドリル、教えてください」(大山伸一郎)

■スキップ・ホップ・速歩 助走で速く走るために

 「誰より速く、誰より遠くへ」。姫路を拠点に世界を目指す陸上選手の、ある日の練習に驚いた。「シンプルって、難しい」

 走り幅跳びの助走で速く走るため、取り組んでいる三つを紹介します。

 まずは「スキップ」。これは「腕で走る」ことに意識を集中させるためのドリルです。特に助走のスタート時、右足が接地した瞬間に「肩が入る」ように自然に右肩が下がって力が入る動きになります。後方から振り下げた腕が接地した足と重なる瞬間が最も力が入っている、という意識を大切にしています。

 次に着地の際に膝を伸ばしてももを引き上げる練習。「ホップ」して走る感じですね。着地したときの反発をしっかり測ることが大事になります。腕をしっかり振って腰回りの筋肉がどう動いて反応できているか、脱力と緊張が交互に来るのでその瞬間に自分の肉体がどう反応できているか、を感じることができればその日の調子も分かります。

 最後の「速歩(そくほ)」は競歩に近い動きです。腸腰筋(ちょうようきん)や大臀筋(だいでんきん)を使って股関節をスムーズに回旋させるためのドリルです。幅跳びの助走では最後、歩幅を合わせて駆け上がるイメージなんですけど、競歩選手が得意な動きの柔らかさを参考にしています。ただこれも腕の動きが重要で、それに下半身が連動するイメージですね。

 練習メニューはほぼ自分で考えて、体と相談しながらその日ごとに決めています。いろんなトレーニング情報も参考にはしますが、自分の課題は自分の感覚からしか見つかりません。情報はすり合わせでしかない。全員に合う練習ってないんです。速く走って遠くへ跳ぶ、古典的で単純な競技だからこそ、あふれかえる情報から自分に必要なものを取捨選択できる能力が必要になります。(談)

【よしだ・ひろみち】兵庫県福崎町出身の23歳。福崎西中-姫路商-立命館大出。走り幅跳びは日本歴代9位の8メートル14、100メートルは10秒31。177センチ、72キロ。4人兄弟の長男で、高校総体走り幅跳び優勝の吉田正道(姫路商)は三男。神崎郡陸協所属。

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