宍粟市内で運行されている小型バス=同市山崎町中広瀬(撮影・後藤亮平)
宍粟市内で運行されている小型バス=同市山崎町中広瀬(撮影・後藤亮平)

 県内市町として2番目に面積が大きい宍粟市には鉄道が走っていない。移動には自家用車のほか、路線バスやタクシーといった公共交通機関が必須だ。人口減少が進む同市では、今年1月末時点で高齢化率が38・1%まで上昇しており、将来的に公共交通機関が生活の生命線となる。しかし、路線バスはとても苦しい現状に置かれている。(村上晃宏)