地方選挙
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 兵庫県赤穂市議選(定数17)が6日に投開票され、現職14人、新人3人が議席を獲得し、新たな議員の顔ぶれが決まった。投票率は54・67%で、2021年の前回選を3・01ポイント下回り、過去最低を更新した。(橘高 声)

 党派別の当選者は、無所属13人▽公明2人▽共産1人▽諸派1人。性別は男性15人、女性2人だった。

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 前回から定数が1減となる中、現職14人、新人6人の計20人が議席を争った。前回と同数の過去最少で、少数激戦となった。

 選挙戦で各陣営は、歯止めのかからない人口減少に直面する市の現状を踏まえ、子育て支援や市内への移住定住の促進、市街地の活性化策などを中心に主張を展開。赤字状態が続く赤穂市民病院の経営改善や、産業廃棄物最終処分場の建設計画を巡っても意見を交わした。交流サイト(SNS)を駆使し、積極的に情報発信する候補者もいた。

 投票率は前回の57・68%をさらに下回り、4回連続で過去最低を更新した。市選挙管理委員会がSNSなどを通じて投票を呼びかけたが、市民の関心は高まらなかった。期日前投票は前回より25人多い、7579人が利用した。

 開票は同日午後9時から市民会館(同市加里屋中洲3)で始まった。会場には各陣営の関係者も駆けつけ、得票状況を見守った。

 当日有権者数は3万7401人(男性1万7825人、女性1万9576人)で、前回から1842人減った。