「戦時中のどんなことでも教えてほしい」と話す田中美智子さん=教願寺
「戦時中のどんなことでも教えてほしい」と話す田中美智子さん=教願寺

 姫路市平和資料館(同市西延末)を今春退職した田中美智子さん(66)=同市=が、太平洋戦争の時代を生きた人々に出会い、その声を映像で記録し続けている。7月下旬、福崎町南田原の教願寺に疎開した経験のある伊藤博通さん(89)=横浜市=が同寺を訪れ、田中さんの取り組みに協力。戦時中だった子どもの頃を振り返った。同じ苦しみを繰り返さぬために、記憶をたどる聞き取りの現場に同行した。(喜田美咲)