風に舞う七夕飾りの下で、「逃げ水」現象で足元の景色もゆらゆらと揺らいだ=4日午後、神戸市須磨区の須磨寺前商店街
風に舞う七夕飾りの下で、「逃げ水」現象で足元の景色もゆらゆらと揺らいだ=4日午後、神戸市須磨区の須磨寺前商店街

 七夕を前に、神戸市須磨区の須磨寺前商店街で「吹き流し」と呼ばれる飾りが通りを彩っている。風に揺れて涼感漂う光景の下、熱せられた道路に水たまりがあるように見える「逃げ水」も出現。道行く人たちは日傘を手に暑さをしのいでいた。

 兵庫県内は4日、高気圧に覆われて広く晴れ、福崎では最高気温が35・1度と県内で今年初の猛暑日となった。今季の最高気温を記録した地域も相次いだ。

 気象庁によると、柏原(丹波市)で34・3度、姫路で32・3度、神戸で31・9度となるなど、県内に20ある観測地点のうち18地点で30度以上の真夏日となった。

 5日は県内全域で、曇りのち雨の予報。予想最高気温は神戸が28度、豊岡が27度となっている。

(鈴木雅之)