■JR西日本
JR西日本は14日午前、強い台風7号の接近に伴い、15日に近畿エリアの在来線の一部線区や特急で実施する計画運休の対象を拡大した。兵庫県内では新たに宝塚線、福知山線、山陰線、加古川線、姫新線、播但線が加わった。
兵庫県内で15日の始発から終日運転を取りやめるのは、神戸線の西明石-姫路間▽山陽線の姫路-上郡間▽赤穂線の相生-日生間▽宝塚線の新三田-篠山口間▽福知山線の篠山口-福知山間▽山陰線の園部-浜坂間▽加古川線の加古川-谷川間▽姫新線の姫路-上月間▽播但線の姫路-和田山間。京都線・神戸線の京都-西明石間は普通電車のみ本数を半減して運行し、新快速と快速は運休する。
ほかに15日に計画運休するのは、琵琶湖線▽奈良線▽学研都市線▽おおさか東線▽和歌山線▽関西空港線-など。その他の線区でも運転本数を大幅に減らし、遅れが生じる可能性がある。
京阪神エリアを発着する特急も「はまかぜ」「スーパーはくと」「きのさき」「こうのとり」「らくラクはりま」など計294本が終日運転を見合わせる。
14日は、きのくに線の新宮-紀伊田辺間で午後から計画運休を実施するほか、京阪神エリア発着の特急も一部区間や一部便の運転を取りやめる。
16日も、台風の進路などにより計画運休を行う可能性があるとしている。
■神戸電鉄
神戸電鉄は14日、台風7号の接近に伴い、15日の始発から全線で運転を見合わせると発表した。振り替え輸送は実施しない。台風通過後に設備を点検し、安全が確認できれば15日中にも運転を再開するという。
■阪神電鉄
阪神電鉄は14日、台風7号の接近に伴い、15日の始発から終日、神戸三宮-大阪難波間の快速急行と西宮-大阪梅田間の急行を運休すると発表した。直通特急と特急は大阪梅田-高速神戸間を中心に運転する。阪神本線の普通電車と阪神なんば線(普通、準急、区間準急)は通常通り運転するが、武庫川線は一部の運転を取りやめる。
■阪急電鉄
台風7号の接近に伴い、阪急電鉄は14日、神戸線と宝塚線で15日の始発から終日、普通電車のみを運転し、特急や準特急、急行は運休すると発表した。京都線でも準急と普通のみ運転する。
■山陽電鉄
山陽電気鉄道は14日、強い台風7号の接近に伴い、15日の始発から西代-山陽姫路間で普通電車のみの運行とすると発表した。網干線は通常運行の予定という。
■山陽新幹線
台風7号の接近に伴い、JR西日本は14日午前、山陽新幹線の新大阪-岡山間で15日の始発から終日、運転を取りやめると発表した。岡山-博多間では始発から本数を減らして運行する。翌16日についても、一部で行き先の変更や運休の可能性があるとしている。
このほか、JR東海も15日に終日、東海道新幹線の名古屋-新大阪間で運転を取りやめる。このため、山陽新幹線の各駅から東京方面へ行くことができなくなる。
■神戸淡路鳴門道
本州四国連絡高速道路株式会社は14日正午、台風7号の接近で見込まれる強風の影響により、明石海峡大橋、大鳴門橋がある神戸淡路鳴門自動車道の一部区間を、15日午前7時から通行止めにする可能性があると発表した。
対象区間は、下りが布施畑-東浦と洲本-鳴門。上りが鳴門-洲本と東浦-垂水。同社は、通行止めとなった場合、解除までに時間を要する場合があるとしており、必要に応じて迂回ルートの検討などを促している。
■全日空
全日空は14日、大阪(伊丹)空港を発着する15日の全便を含め、同日の310便を欠航すると発表した。約2万4600人に影響するという。
■高速バス(淡路交通)
台風7号の接近で道路環境の悪化が見込まれることから、淡路交通(洲本市)は15日、淡路島各地と神戸を結ぶ高速バスを全線運休にすることを決めた。
■宮崎カーフェリー
神戸と宮崎を結ぶ「宮崎カーフェリー」は14日午前、強い台風7号の接近に伴い、14日の神戸-宮崎発着と15日の神戸発の計3便を欠航すると発表した。