映画の製作秘話や平和への思いを語った五十嵐匠監督=東京・丸の内の甲南大ネットワークキャンパス東京
映画の製作秘話や平和への思いを語った五十嵐匠監督=東京・丸の内の甲南大ネットワークキャンパス東京

 首都圏の兵庫県出身者らでつくる東京兵庫県人会の「ふるさとひょうごふれあいセミナー」が11日夜、東京都内であった。太平洋戦争末期の沖縄戦を描いた映画「島守の塔」(神戸新聞社など製作)でメガホンを取った五十嵐匠監督が作品に込めた思いや製作秘話を熱く語り、約40人が耳を傾けた。

 五十嵐監督は青森市生まれ。大学卒業後に人気テレビ番組「兼高かおる世界の旅」の制作に携わった後、四宮鉄男監督に師事した。戦場カメラマンがテーマの「SAWADA」「地雷を踏んだらサヨウナラ」などの作品を発表している。