明石市大久保町北部にある市有地約19ヘクタールが、ほぼ半世紀以上にわたり遊休地になっている。宅地開発用に取得されたものの、現在は市街化調整区域で開発に制限がある。手つかずの広大な土地は、「里山」として自然環境の保全を望む声がある一方、第二神明道路が近い立地を生かした物流拠点などとしての活用も提案される。市は「環境と開発の調和」を掲げ、本年度中に事業者の需要を調べる考えだ。(松本寿美子)
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この市有地は、第二神明道路の明石サービスエリア(SA)の南東に位置する一帯で、玉津インターチェンジ(IC、神戸市西区)と大久保IC(明石市)の中間にある。西日本高速道路は、西区から延伸させる神戸西バイパスを、明石SAに近い石ケ谷ジャンクション(仮称)で同道路と接続させる工事を進めている。
























