「いっしょに歩こ 希望の架け橋 こどもの未来へ」をテーマに据えた全国里親大会兵庫大会の開会式・表彰式=28日午後、神戸市中央区港島中町6、神戸国際会議場(撮影・長嶺麻子)
「いっしょに歩こ 希望の架け橋 こどもの未来へ」をテーマに据えた全国里親大会兵庫大会の開会式・表彰式=28日午後、神戸市中央区港島中町6、神戸国際会議場(撮影・長嶺麻子)

 各地の里親や支援者ら約800人が参加した「第68回全国里親大会」の兵庫大会が10月28、29日の2日間、神戸市中央区の神戸国際会議場で開かれた。1966年の第12回大会以来となった兵庫大会を、2日目の分科会を中心にリポートする。(鈴木久仁子、勝浦美香、綱嶋葉名)

 今回の分科会は五つ。子どもの意見に耳を傾け、権利を守る「子どもアドボカシー」など幅広いテーマが設定された。

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 生まれや育ちを、養親から子どもへ伝える「真実告知」がテーマの分科会。2歳の時に乳児院から養子として迎えられた女性は、告知を受けた体験談や、まっすぐに愛情を注いでくれた家族への思いを語った。