兵庫県議会は24日、議会運営委員会を開き、常任委員会や特別委員会で各議員に提供される紙パックのお茶について、来年1月で取りやめることを決めた。環境や持続可能な開発目標(SDGs)への配慮が理由で、今後は各議員がマイボトルなどで水やお茶を準備する。
県議会には総務や健康福祉、産業労働など七つの常任委員会と、予算、決算の各特別委員会がある。常任委は年間を通じて20日程度開かれ、全86議員がいずれかの委員会に所属する。
県議会事務局によると、これまで委員会の開催時には各議員の席や会議室の入り口に公費でお茶を準備。元々はラベルのないペットボトル(500ミリリットル)を提供していたが、プラスチックごみの減量に向け、今年8月から紙パック(250ミリリットル)に変更した。
議運ではさらに、SDGsなどの観点から提供そのものの是非を議論し、取りやめる方針で一致した。紙パックのお茶は1箱74円で、概算で年間15万円程度の予算が浮くことになる。(田中陽一)