校内サポートルームを視察する兵庫県の斎藤元彦知事=15日午前、川西市新田2、川西市立多田中学校
校内サポートルームを視察する兵庫県の斎藤元彦知事=15日午前、川西市新田2、川西市立多田中学校

 兵庫県の斎藤元彦知事は15日、不登校の児童生徒が過ごす「校内サポートルーム」の機能強化に向け、神戸市を除く県内の全公立中学校に支援員を配置する方針を明らかにした。2024年度当初予算案に関連費用を計上するという。「神戸市とも調整し、歩調を合わせる努力をしたい」と述べ、全県配置に意欲を見せた。

 斎藤知事は同日、川西市立多田中学校の同ルームを視察した後、取材に応じた。同市では、22年度に全中学校、23年度には全小学校に同ルームを設置し、子育て世代や教員を目指す大学生、看護師らが支援員として全校に常駐している。