春の訪れを告げるイカナゴの稚魚「シンコ」=神戸市内
春の訪れを告げるイカナゴの稚魚「シンコ」=神戸市内

 早春の瀬戸内海で行われるイカナゴのシンコ(稚魚)漁に向け、兵庫県水産技術センター(明石市)は9日、親魚の調査結果を公表した。個体数は前年の半数以下と低水準で、推定産卵量も平年値(1986~2021年)の約5%にとどまった。2017年以降は不漁が続き、同センターは「今年も漁期の短縮が必要となる」としている。