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 厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所が発表した2050年までの地域別将来推計人口で、兵庫県内49市区町(神戸市は区別集計)のうち10市町の人口が、50年には20年時点に比べて4割以上減るとされた。但馬、播磨地域の5町は半減以上。65歳以上の高齢者人口が5割を超えるのは10市町となり、危機感を強める県や市町は、24年度当初予算案で若者向けや子育て支援の施策に重点を置いている。

 国勢調査や人口動態統計などを基に、同研究所が将来の出生率や死亡率を仮定して推計。20年10月実施の国勢調査によると、県全体の人口は546万5002人だったが、50年推計は435万7576人。30年間で20・3%の減少となる。