自民党の派閥による政治資金パーティー裏金事件で、前経済産業相の西村康稔衆院議員(兵庫9区)ら兵庫県選出で安倍派の衆参4議員が4日、処分を受けた。安倍派幹部として1年間の党員資格停止処分となった西村氏は、次期衆院選で公認が得られず無所属で厳しい選挙となる可能性がある。政治不信を招きながら真相が不明なままの処分に、兵庫でも自民党への逆風が強まっている。
「大変厳しい処分だが、真摯に受け止め、初心に戻り裸一貫で再出発したい」。西村氏は国会内で報道陣の取材に応じ、硬い表情で前方を見つめたまま、反省と決意を口にした。