兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを告発する文書を作成した元西播磨県民局長の男性(60)が死亡した問題で、県議会の調査特別委員会(百条委員会)が19日開かれ、男性が残した陳述書が資料として採用された。告発文書の根拠などについて記述している。主な内容は次の通り。(●は黒塗り部分)
◇ひょうご震災記念21世紀研究機構の副理事2人の解任の通告がストレスとなり、前理事長が死亡したとする内容について
「記載に誤りがある。『斎藤知事、その命を受けた片山(安孝)副知事が行った仕打ちが、日本学術界の至宝である先生の命を縮めたことは明白』の部分は臆測だ」
◇知事選で職員に選挙運動に関わらせた疑惑について
「●●、●●、●●が斎藤氏の選挙ブレーンをしていることは庁内でうわさになっていた。姫路地域で●●(当時)が地元の有力者へ斎藤氏を紹介して回っているという話を聞いた」