次期衆院選での選挙協力で合意書を交わした(左から)国民民主党兵庫県連の川内清尚代表、連合兵庫の福永明会長、立憲民主党県連の井坂信彦代表=神戸市中央区下山手通6、兵庫県中央労働センター
次期衆院選での選挙協力で合意書を交わした(左から)国民民主党兵庫県連の川内清尚代表、連合兵庫の福永明会長、立憲民主党県連の井坂信彦代表=神戸市中央区下山手通6、兵庫県中央労働センター

 次期衆院選に向け、立憲民主、国民民主両党兵庫県連と連合兵庫は2日、公認候補らの支援で選挙協力を行う合意書を締結した。3者による正式な相互連携は県内初の試みで、全国的にも珍しい合意とみられる。

 兵庫の立民と国民は以前から良好な関係性を築き、国政選挙などで協力してきたが、より強固な支援体制を実現しようと連合側が中心となって合意書の締結に至った。同様の選挙協力は福岡県で実施されている。

 兵庫の12小選挙区では立民が公認候補7人(1、2、4、5、6、7、10区)、国民が同1人(3区)の擁立を決定。連合兵庫は全員の推薦、支持を決めている。合意書は両党所属の地方議員らに互いの公認候補の支援を要請し、連合兵庫は「全構成組織が一体となって支援する」と明記した。

 神戸市内であった締結式で、連合兵庫の福永明会長は「働く者、生活者の代表の政治勢力を拡大していくことが大事だ。全構成組織が一丸となって候補者を全力で支援していく」と語った。(金 旻革)