神戸新聞NEXT
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 みなと観光バスの運転手が5月、男性客を降ろし忘れたまま車庫に入庫した問題で、近畿運輸局は28日、みなと観光バス北営業所(神戸市北区桜森町)に文書警告をした。

 みなと観光バスによると、5月31日夜、終点の桜森町バスセンターに到着したバスの運転手が、車内で寝ていた男性に気付かず、北区の車庫に入った。男性は約4時間半後に目を覚まして110番して下車。体調に問題はなかったという。

 近畿運輸局は6月25日に北営業所へ監査を実施。運転者への指導や監督が不十分であったなどとして、道路運送法や旅客自動車運送事業運輸規則に違反すると8月28日付で文書警告した。

 同バスは「業務終了後に乗務員が車内の最後部まで、運行管理者は車内と敷地内を確認し、二重で確認している。同様の事案がないように努めている」としている。