能登半島地震で壊れたみこしを修復する宮大工の福田喜次さん(左)=姫路市木場
能登半島地震で壊れたみこしを修復する宮大工の福田喜次さん(左)=姫路市木場

 兵庫県姫路市白浜町、松原八幡神社の秋季例大祭「灘のけんか祭り」に長年携わる宮大工の福田喜次さん(72)=同市木場=が、能登半島地震で大破したみこしの修復に挑んでいる。みこしは1744年に制作され、石川県輪島市門前町の黒島地区で担がれてきた、まちのシンボル。福田さんは部材を姫路に運び込み、「黒島の人を元気づけたい」と早期の修復を目指して汗を流している。(真鍋 愛)

 黒島地区はかつて北前船の拠点として栄え、黒い屋根瓦の古い町並みで知られる。2007年の能登半島地震で被災したが、住民らの尽力で復興。09年に国の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)となった。