神戸市をはじめ、全国の公立幼稚園が再編の岐路に立っている。神戸新聞社が20の政令指定都市に実施したアンケートでは、公立園を20園以上維持しているのは6市にとどまり、多くが大幅に再編したり、民間移行したりしている状況が明らかになった。識者は「子育て支援の施策は目まぐるしいスピードで変化している。幼稚園だけでなく、部署を横断した幅広い議論が不可欠だ」と指摘する。
神戸市立幼稚園は、1980(昭和55)年のピーク時に79園あった。その後3期に分けて再編を進め、2017年度の41園から現在は32園にまで減った。4月時点の総園児数は計871人となっている。