災害のリスクを考え、集落を離れるか。それとも、とどまるか。選択に悩んだのは、被災地の住民ばかりではない。
約100世帯が暮らす静岡県沼津市の漁村、内浦重須(うちうらおもす)地区。そこから車で曲がりくねった山道を上ること5~6分、ミカン畑の隣に真新しい住宅地が見えてきた。漁村から移り住んできた人たちの住まいだ。
南海トラフ巨大地震を念頭にした被害想定では、高さ最大8・6メートルの津波が漁村に押し寄せる。地区では集団移転の話が持ち上がり、5軒7世帯が高台に移ることになった。
災害のリスクを考え、集落を離れるか。それとも、とどまるか。選択に悩んだのは、被災地の住民ばかりではない。
約100世帯が暮らす静岡県沼津市の漁村、内浦重須(うちうらおもす)地区。そこから車で曲がりくねった山道を上ること5~6分、ミカン畑の隣に真新しい住宅地が見えてきた。漁村から移り住んできた人たちの住まいだ。
南海トラフ巨大地震を念頭にした被害想定では、高さ最大8・6メートルの津波が漁村に押し寄せる。地区では集団移転の話が持ち上がり、5軒7世帯が高台に移ることになった。