出直し選挙への立候補を表明した兵庫県の斎藤元彦知事に対し、県内の首長からはトップとしての手腕に否定的な声が相次ぎ、「新知事」誕生への期待も聞かれた。
神戸市の久元喜造市長は会見で「失職を選択されたので申し上げる」と前置きし、県立大の無償化事業や県庁舎建て替えの凍結を疑問視。「（県内の高校から進む）わずか２％弱の学生のための無償化は非常に不適切」「三宮など都心再整備が進む中、（県庁がある）元町だけ抜け落ちている」と指摘した。出直し選に向け「異例の展開になった理由をしっかり県民に説明すべきだ」とも求めた。
