阪神・淡路大震災の直後、犠牲者の検視のため、神戸市長田区の遺体安置所に詰めていた兵庫県警捜査3課の警部補竹田剛一さん(71)=明石市大久保町=は、祖母に手を引かれ、幼い弟2人の遺骨を持ち込んだ男の子にパンを手渡した。
弟は1歳と3歳。母親は大けがを負ったという。その話を聞いた私たちは、震災の語り部グループで活動する柴田大輔さん(37)=神戸市長田区=ではないかと思い当たった。
柴田さんに連絡を取ると、当時のことを覚えていた。
阪神・淡路大震災の直後、犠牲者の検視のため、神戸市長田区の遺体安置所に詰めていた兵庫県警捜査3課の警部補竹田剛一さん(71)=明石市大久保町=は、祖母に手を引かれ、幼い弟2人の遺骨を持ち込んだ男の子にパンを手渡した。
弟は1歳と3歳。母親は大けがを負ったという。その話を聞いた私たちは、震災の語り部グループで活動する柴田大輔さん(37)=神戸市長田区=ではないかと思い当たった。
柴田さんに連絡を取ると、当時のことを覚えていた。