27日投開票の衆院選で、日本維新の会が戦略の見直しを迫られている。野党第1党を目指し、兵庫県内で初めて全12選挙区に候補者を擁立したが、共同通信社の序盤情勢調査では9選挙区で他党に先行を許す。公明党との対決に打って出た選挙区も接戦に持ち込むのが精いっぱいの状況。党関係者は危機感を募らせ、党幹部クラスの来援で露出を増やし、巻き返しを図る。

9選挙区で出遅れ/公明と対決区は接戦

 「公明党は自民党が公認した裏金議員を推薦している。もっと厳しい措置が必要なはずだ」