近畿地方整備局は1日、インターネット上で公開している道路台帳図面で、沿道の土地所有者の個人情報に削除漏れがあったと発表した。兵庫県内の21人を含む、近畿2府4県で計131人分の氏名が誤って公開された。被害は報告されていないという。
同局によると、道路の幅員や構造をまとめた「全国道路基盤地図等データベース」の「道路台帳付図」で、主に研究機関や民間企業が技術開発用に閲覧する。
今年5月に全国で公開されたが、東北地方整備局管内で土地所有者の氏名の削除漏れが判明し、10月8日から公開を停止して全国的に調査していた。
兵庫県内では神戸や西宮、宍粟、加東市など11市の国道沿道で削除漏れを確認。近畿地方整備局は「再発防止に向けて一層の情報管理を徹底する」としている。(井上太郎)

























