スタートとともに神戸市役所の前を駆け抜けるランナーたち=17日午前、神戸市中央区加納町6(撮影・風斗雅博)
スタートとともに神戸市役所の前を駆け抜けるランナーたち=17日午前、神戸市中央区加納町6(撮影・風斗雅博)

 「感謝と友情」がテーマの「神戸マラソン2024」(神戸新聞社など共催)は17日午前9時、約2万人のランナーが神戸市役所前を一斉にスタートした。

 2011年に始まり、新型コロナウイルス禍で20年から2年の延期を経て、今年で12回目。阪神・淡路大震災の際に寄せられた国内外からの支援に対する感謝の思いが込められ、東日本大震災や熊本地震の被災者らも参加し続けている。

 「走りたくなる、景色がある。」をキャッチフレーズに掲げた今回は、2人一組でフルマラソンを継走する「リレーラン」が新設されたほか、海外在住ランナーの参加が過去最多となった。

 ランナーは震災復興の象徴となっている神戸市長田区の鉄人28号モニュメント近くを通って西へ。須磨、垂水を過ぎて明石海峡大橋をくぐり、山陽電鉄・西舞子駅付近を折り返す。37キロ付近で最大の難関となる浜手バイパスの急坂を越えて神戸大橋を渡り、神戸・ポートアイランドでフィニッシュする。(大原篤也)