映画「島守の塔」の一場面(©2022映画「島守の塔」製作委員会)
映画「島守の塔」の一場面(©2022映画「島守の塔」製作委員会)

 太平洋戦争末期の沖縄戦を通して命や平和の尊さを描いた映画「島守の塔」の製作委員会(神戸新聞社などで構成)が、上映権付きDVD、またはブルーレイの予約販売を始めた。来年6月に発売予定で1セット5万5千円。上映権があると学校や公民館、団体などで無償の上映会を開くことが可能となる。

 映画は神戸市須磨区出身で、沖縄戦当時、沖縄県最後の官選知事を務めた島田叡と、知事を支えた県警察部長の荒井退造が主役。激戦の中、軍の方針に苦悩しながら住民の避難誘導などに力を尽くす姿を描く。島田役を萩原聖人さん、荒井役を村上淳さんが演じ、吉岡里帆さん、香川京子さんらも出演している。

 2022年に劇場公開され、映画館や学校など全国180カ所以上で上映された。ミニシアターランキング9週連続トップ5入りの偉業を達成。出演俳優は数々の映画賞を受賞した。

 五十嵐匠監督は「来年の戦後80年を前に、戦争体験を語れる人が少なくなってきた。本作を通じて戦争の悲惨さと命の尊さ、戦争が私たちにもたらしたものを感じてほしい」と話す。

 セットには映画本編(DVDまたはブルーレイ)に加え、作品の撮影風景やキャストの映像、インタビューを収録したメーキングドキュメンタリー、公式パンフレットが付く。予約販売はQRコードまたは同映画の公式ホームページ内の専用フォームで受け付ける。神戸新聞社経営企画局TEL078・362・7012

(津谷治英)