兵庫県関係の国会議員では、10月の衆院選で落選した前職を含め、衆参の11人の資金管理団体が2023年分の政治資金収支報告書を総務相に届け出た。寄付額の減少などを受け、7人が収入を減らした。
収入額は西村康稔衆院議員(兵庫9区)の団体が1億2092万円でトップだったが、前年からの減少幅も1391万円と最も大きかった。個人などからの寄付が870万円減少した。自民党派閥の裏金事件を巡り、西村氏の団体はこれまでに20~22年の収支報告書を訂正している。
収入が最も増えたのは松本剛明衆院議員(自民、同11区)の団体で、1888万円増の7101万円。個人からの寄付が前年の2倍以上となり、パーティーなどの開催件数も7回から11回に増えた。
日本維新の会の参院議員だった室井邦彦氏は今年1月に死去したが、23年中の収支を報告した。(堀内達成、末永陽子)