兵庫県の斎藤元彦知事らのパワハラ疑惑などを調べる県議会調査特別委員会(百条委員会)が25日にあり、斎藤知事の証人尋問が行われた。証人尋問は今回が最後の予定で、斎藤知事は、元西播磨県民局長が作成した告発文書をめぐる県の対応に問題はなかったと、従来通りの主張を繰り返した。主なやりとりは次の通り。
岸口実副委員長(維新の会)「(告発文書が公益通報に該当するかどうかの判断材料として)『不正な目的』とは何か、片山安孝元副知事との間で議論はしたか」
斎藤知事「公用パソコンやメールをある意味調べさせてもらう中で、片山元副知事から『クーデターという言葉も出てきている』と報告があった。詳細までは知らなかったが、もし事実であれば大変遺憾だと。ひいては県政全体の土台を揺るがしかねないリスクがあったと思う」