芦屋市は4日、世界最高齢だった同市の糸岡富子さんが昨年12月29日午後9時3分に亡くなったと発表した。116歳だった。同市によると死因は老衰で、葬儀は家族で行った。
糸岡さんは1908(明治41)年、3人きょうだいの長女として大阪市で生まれた。90年に芦屋市に移り、2019年から同市内の特別養護老人ホームで暮らしていた。歩くことが趣味で、100歳を過ぎてからも浜手から芦屋神社まで散歩していたという。好きな飲み物は乳酸菌飲料「カルピス」で、晩年まで愛飲していた。
同市の高島崚輔市長は「糸岡さんは、その長い人生を通じて私たちに大きな勇気と希望を与えてくださいました。改めて感謝申し上げます」などと哀悼のコメントを発表した。