「播磨富士」と称される高御位山(たかみくらやま)の麓に広がる高砂市の農地に2月、農産物の加工、販売や農業体験ができる交流拠点「農菓(のうか)みきや」(同市阿弥陀町長尾)がお目見えする。地域内外の人々をつなごうと、同市の菓子製造販売店が拠点を移し、地産地消に取り組む。地元の大学生らも活動に加わり、大阪・関西万博の観光客にもPRする予定で、一丸となって地域の魅力を発信する。(中川 恵)
■ブルーベリーのチーズケーキが評判に
発端は同店を営む春下充代さん(50)。もともと2010年から市内で店を営む。販路を探していた阿弥陀町長尾地区産のブルーベリーを使ってチーズケーキを売り出し、評判を集めた。