地震が起きたらどうする? 児童たちは食い入るように先生の話を聞いた=南あわじ市立福良小学校
地震が起きたらどうする? 児童たちは食い入るように先生の話を聞いた=南あわじ市立福良小学校

 子どもたちの目はみな真剣だった。

 「ぐらぐらーって地震が来た時、自分の命を守るために何をせなあかん?」

 昨年11月、南あわじ市立福良小学校であった防災の授業。2年生31人のクラスで、担任の田村温加さん(41)が尋ねた。「津波が来るかもしれんから、走って逃げる」と児童。すかさず先生が問う。「どこに?」