立春の3日、兵庫県内の最高気温は神戸11・2度、姫路12・4度などいずれも平年より高く、穏やかな天候となった。神戸市須磨区の綱敷天満宮では早咲きの梅がほころび、近づく春の足音を感じさせる。
「学問の神様」菅原道真をまつる同天満宮はこの時期、合格祈願の参拝者も多い。早咲きの紅冬至は例年より約1カ月開花が遅れたが、久野木啓太宮司は「大器晩成で花開く、ということかもしれませんね」。
境内には約30種120本の梅があり、満開が予想される今月22~25日午後6~9時には、ライトアップを予定している。
神戸地方気象台によると、日本付近に強い寒気が流れ込む影響で、4日の兵庫県は北部では断続的に雪が降り、南部でも雪の降る所がある見込みという。(長嶺麻子)