【ワシントン共同】米ホワイトハウスに設置された歴代大統領を紹介する肖像展示のコーナーで、バイデン前大統領について「史上最悪」「前例のない災難を招いた」などと酷評する説明文が付け加えられたことが17日、分かった。トランプ大統領が普段から口にしている表現だが、あまりに敬意を欠く行為として批判が集まりそうだ。
展示は西棟(ウェストウイング)の外側通路に設けられ、9月に公開された。バイデン氏の肖像だけ、本人ではなく自動署名装置「オートペン」の写真を使用。バイデン氏がオートペンを多用していたことは認知能力の欠如を示すと主張してきたトランプ氏の発案だったとされる。
肖像の下に新たに加えられたプレートはバイデン氏について「史上最も腐敗した選挙の末に就任し、わが国を破滅の瀬戸際に追い込んだ一連の災難を招いた」と批判した。
米メディアによると、トランプ氏に関する説明文では「2度の暗殺未遂を乗り越えた」とし、2期目の就任式で約束した「米国の黄金時代」の到来を実現したと称賛している。
























