身を寄せ合い、寒さをしのぐサル=洲本市畑田組、淡路島モンキーセンター
身を寄せ合い、寒さをしのぐサル=洲本市畑田組、淡路島モンキーセンター

 厳しい冷え込みが続く中、兵庫県洲本市の淡路島モンキーセンターで、ニホンザルが身を寄せ合って寒さをしのいでいる。その光景は「サル団子」と呼ばれ、島の冬の風物詩として親しまれている。

 センター周辺の山には、餌付けされた約350頭が生息。日が陰り、目前に広がる海から寒風が吹き込むと、サルたちは徐々に集まり団子になる。

 センターによると、多数による団子は、群れの中の序列が比較的緩やかな集団ならではの行動とみられる。過去には約150頭が密集したこともあり、天候次第では3月いっぱいまで観察できるという。

 水曜、木曜休み。センターTEL0799・29・0112

(大田将之)