前兵庫県明石市長の泉房穂氏(61)は、今夏の参院選兵庫選挙区(改選数3)への立候補を24日に正式に表明すると明らかにした。同日午後に記者会見を開く。泉氏や関係者によると、無所属で立候補し、複数の政党、団体が推薦などの支援を検討している。
泉氏は明石市出身で、NHKディレクターや弁護士を経て2003年の衆院選に民主党公認で兵庫2区から立候補し、比例で復活当選。05年の衆院選で落選後、11年の明石市長選に初当選して3期12年務めた。
泉氏は今月中旬、国民民主党兵庫県連と立憲民主党兵庫県連の定期大会で講演。「負担を減らし、一人一人が使えるお金を増やす。厳しい国民生活を変えるのが政治の役割。もっと国民に刺さるメッセージが必要だ」などと訴えていた。
今夏の兵庫選挙区では、自民党現職の加田裕之氏(54)と公明党現職の高橋光男氏(48)が改選を迎えるほか、参政党新人の藤原誠也氏(36)が立候補を表明。昨年11月の兵庫県知事選で落選した前参院議員の清水貴之氏(50)も日本維新の会から立候補する方向で調整している。