地方選挙
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各選挙の立候補者はこちらで速報します

■豊岡市長選

 任期満了に伴う豊岡市長選は20日、告示される。現職の関貫久仁郎氏(68)と新人で元県議の門間雄司氏(53)、新人で元副市長の前野文孝氏(57)が、いずれも無所属で立候補を表明しており、三つどもえとなる見通し。

 2005年に旧1市5町が合併、新豊岡市が誕生して以来、3人が立候補を表明するのは初めて。21年の市長選では、関貫氏が一騎打ちとなった前職を破って初当選した。

 今回は演劇のまちづくりや豊岡市民会館を新築するか改修するかなどについて主張が割れている。

 市長選と同じ日に告示される同市議補選(欠員3)は、新人4人が立候補を予定している。投開票はいずれも27日。(阿部江利)

■朝来市長選

 任期満了に伴う朝来市長選は20日、告示される。これまでに立候補を表明しているのは、無所属で再選を目指す現職、藤岡勇氏(66)のみ。27日に投開票される。

 藤岡氏は、同市副市長などを務め、2021年の市長選で初当選した。新型コロナウイルス禍への対応、全市域での市コミュニティーバスからデマンド型乗り合い交通への切り替え、学校給食の無償化をはじめとする子育て支援策などに取り組んできた。今年2月、2期目への立候補の意向を明らかにしている。

 全国的に少子高齢化が進む中、同市でも地域の活性化や公共交通の充実、若年層の定住、移住促進などが課題となっている。(小日向務)

■淡路市長選

 任期満了に伴う淡路市長選が20日、告示される。これまでに無所属で6選を目指す現職門康彦氏(79)=自民、公明推薦=と、無所属新人で元淡路市議の戸田敦大氏(39)、同じく無所属新人で元同市議の村田沙織氏(52)=保守推薦=の3人が立候補を表明している。投開票は27日。

 同市では、少子高齢化による人口減少対策が最も重要な課題。人手不足が深刻な工業、農漁業の振興、近年需要が高まる観光業のあり方、南海トラフ巨大地震への備えも問われている。

 門氏は行財政改革や企業誘致などの実績を強調。戸田氏は若者を呼び込むため子育てしやすいまちづくりを掲げ、村田氏は高齢者らへの福祉施策の充実を訴える。(荻野俊太郎)

■宍粟市長選と市議選

 任期満了に伴う宍粟市長選と市議選が20日、告示される。市長選には無所属で4選を目指す現職の福元晶三氏(71)と、無所属新人で市議の大畑利明氏(72)、諸派新人で元自動車整備業の赤硲康之氏(46)の3人が立候補を表明している。2017年以来8年ぶりの選挙戦となる見通し。投開票は27日。

 約198億円の総事業費が見込まれ、規模や収支計画に一部市民から疑問の声が上がる公立宍粟総合病院の新築移転計画や、過疎化・高齢化に伴う交通弱者対策、農林業などの産業振興策が争点となりそうだ。

 市議選(定数16)には、現職7人、新人14人の計21人が立候補に向けて準備を進めている。(西竹唯太朗)