兵庫県議会本会議で、告発文書問題の受け止めなどを述べた斎藤元彦知事=3日午前、県公館
兵庫県議会本会議で、告発文書問題の受け止めなどを述べた斎藤元彦知事=3日午前、県公館

 兵庫県議会の6月定例会が3日開会した。告発文書問題を巡る三つの第三者調査委員会は告発者捜しをした県の対応を「公益通報者保護法違反」と断じ、告発者の私的情報漏えいは「斎藤元彦知事が指示した可能性が高い」と指摘した。一方、知事はいずれも受け入れないまま、「管理責任」として給与の50%カット(3カ月)方針を打ち出した。県議会では反発する会派もあり、「これで幕引きとはならない」と追及の動きがみられる。