声明を発表する自由法曹団兵庫県支部の松山秀樹支部長(左)ら=神戸市中央区
声明を発表する自由法曹団兵庫県支部の松山秀樹支部長(左)ら=神戸市中央区

 兵庫県内の弁護士約50人による「自由法曹団兵庫県支部」(神戸市中央区)は10日、県などに対し、告発文書問題を巡る対応を改めるよう求める声明を出した。文書を作成した元西播磨県民局長(故人)への内部調査情報を週刊文春に提供した人物について、県が県警に地方公務員法(守秘義務)違反の疑いで告発した対応は「メディアの萎縮につながり、県民の知る権利を妨害しかねない」として、告発の取り下げを求めた。