神戸ルミナリエ。光の粒の隙間から神戸ポートタワーがのぞく=2025年1月24日、神戸市中央区波止場町(資料写真)
神戸ルミナリエ。光の粒の隙間から神戸ポートタワーがのぞく=2025年1月24日、神戸市中央区波止場町(資料写真)

 阪神・淡路大震災の犠牲者を追悼する光の祭典「神戸ルミナリエ」について、組織委員会(会長=久元喜造神戸市長)は20日、次回日程を来年1月30日~2月8日の10日間にすると決めた。今年1月の開催と同様に会場を分散。東遊園地、旧居留地の三井住友銀行神戸本部ビル前、メリケンパークの3カ所をメイン会場とし、メリケンパークの一部に有料エリアを設ける。

 ルミナリエは震災が起きた1995年に始まり、毎年12月に開催。2020~22年度は新型コロナウイルス禍で中止になった。交通規制で来場者と周辺商店が分断されることなどが課題となり、年末商戦への配慮などから、4年ぶりの24年は初めて1月開催とし、会場も分散させた。

 有料エリアは平日千円(前売り500円)、土日1500円(同750円)。周辺もライトアップし、地元商店などとの連携企画も催す方針。装飾作品のデザインは10月ごろに決まる。

 前回25年1月はメリケンパークに玄関作品「フロントーネ」(幅51メートル、高さ19メートル)、光の回廊「ガレリア」(延長79メートル)を設け、東遊園地には光の壁かけ「スパッリエーラ」(高さ22メートル、全長78メートル)などを設置。約244万8千人が訪れたという。(斉藤正志)