神戸市教育委員会は20日、男子児童にセクハラ発言をしたとして、市立小の30代男性教諭を懲戒免職処分とした。「児童の特定につながる」として氏名は明らかにしていない。
市教委によると教諭は3月中旬、教具室で児童と2人になった際、扉を閉めて「ここだけの話やで。嫌やったら言ってな。ぎゅっとしていい?」と発言。児童が「分からん」と背を向けて出ようとしたため、教諭が扉を開けると、児童は走って教室に戻ったという。
保護者の申告で発覚。教諭は聞き取りに「どれだけ謝っても許されない」と謝罪を口にしたという。
また市は、東灘区の係長級男性職員(55)を停職1カ月とした。車で自転車の男性をはね、ひき逃げと自動車運転処罰法違反(過失傷害)の罪で神戸簡裁から罰金20万円の略式命令を受けた。車で通勤し、電車通勤の手当てを受け取っていたことも判明したという。
ほかに、長田区の市立中男性教諭(48)を停職1カ月、こども家庭局の課長級男性職員(56)を戒告とした。(井沢泰斗)