任期満了に伴う兵庫県三木市長選は29日投開票され、無所属で現職の仲田一彦氏(52)=自民、公明推薦=が、新人で政治団体「NHK党」党首の立花孝志氏(57)との一騎打ちを制し、3選を果たした。投票率は44・41%で、前回2021年(47・70%)を3・29ポイント下回った。
仲田氏は県議を3期10年、市長を2期8年務めた経験をアピール。人口減少に対応したまちづくりや小中一貫教育、志染町青山地区での官民連携による団地再生事業の推進を訴え、支持を広げた。
当初、立候補を予定していたのは仲田氏だけだったが、告示直前に立花氏が参院選兵庫選挙区への立候補をいったん取りやめ、出馬を表明。兵庫県の斎藤元彦知事を応援するかしないかを争点に掲げたが、及ばなかった。落選した場合、同選挙区に立候補するとしている。(選挙取材班)
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