街頭演説する日本維新の会の吉村洋文代表=4日午前、阪神西宮駅前
街頭演説する日本維新の会の吉村洋文代表=4日午前、阪神西宮駅前

 日本維新の会の吉村洋文代表が4日、兵庫県の芦屋、西宮、伊丹市で街頭演説した。社会保障制度改革の必要性を唱え、「社会保険料の負担が大きすぎる。人口が減っても、現役世代が高齢者を支えられるように、持続可能な制度に改革すべきだ」と訴えた。

 吉村氏は、年収350万円の人なら社会保険料50万円を払い、事業主も50万円を支出して計100万円を負担していると説明。「薬局で買える薬まで1割負担でもらっていいのか。無駄を減らし、安心して医療を受けられる制度に変えないといけない」と述べた。

 自民党が掲げる1人当たり2万円の現金給付に対しては「給付事務は自治体が担い、人件費も労力もかかる。2万円配ったら選挙に勝てると思っている自民党を、ぎゃふんと言わせないといけない」と批判した。

 参政党の神谷宗幣代表も4日夕、JR姫路駅前に立った。税金と社会保険料の負担割合を示す「国民負担率」を現状の約46%から35%以内に抑えるなどと主張し、「政治が変わる夏にしよう」と訴えた。

 国民民主党の玉木雄一郎代表も4日夜、同駅前で街頭演説した。(斉藤正志、藤森恵一郎)