六甲アイランドで見つかったアカカミアリ(神戸市提供)
六甲アイランドで見つかったアカカミアリ(神戸市提供)

 神戸市は24日、特定外来生物の有毒アリ「アカカミアリ」が、ポートアイランド(中央区)と六甲アイランド(東灘区)で計約千匹見つかったと発表した。海外船から陸揚げされたコンテナ内とコンテナヤードで発見され、周辺への生息拡大は確認されていない。

 市によると、市内でのアカカミアリの発見は8、9例目で、これまでで最多。

 ポートアイランドでは15日、コンテナ内で女王アリや幼虫を含む約700匹、コンテナヤードで約100匹を発見。コンテナは中国・大連からの船に積載されていた。六甲アイランドでは18日、コンテナ内で約10匹、コンテナヤードで約150匹を確認。コンテナはフィリピンからの船に積まれていた。

 アカカミアリは刺されると腫れやじんましん、アレルギーによるショック症状などを引き起こす。市は、疑わしいアリを発見した場合は触れないように呼びかけている。(斉藤正志)