1月に米国野球殿堂入りしたイチローさんが米ニューヨーク州で開かれた表彰式典に出席したことを受け、神戸市の久元喜造市長は28日、祝福のコメントを発表した。「震災後の神戸のまちと市民に、大きな力と勇気を与えてくれた」とあらためて感謝した。
イチローさんは神戸市に本拠地を置いていたオリックス・ブルーウェーブ(現バファローズ)の中心選手として、1995年のリーグ優勝と96年の日本一に貢献。久元市長は阪神・淡路大震災で傷ついた市民を力づけたことへの感謝を表すとともに、「現役引退後も野球指導にとどまらない幅広い活動に尽力され、市民として大変誇らしい」と称賛した。
9月には市と連携したトークセッションも予定しており、「高校生と意見交換していただけるのを心待ちにしている」と期待した。