介護リフトを操作するスリランカ人のデームニ・ハンサニ・ナオーディヤ・ピリヤダルシャニさん(右)=神戸市北区山田町小部、六甲の館(撮影・笠原次郎)
介護リフトを操作するスリランカ人のデームニ・ハンサニ・ナオーディヤ・ピリヤダルシャニさん(右)=神戸市北区山田町小部、六甲の館(撮影・笠原次郎)

 「今から上がりますね」

 スリランカ出身のデームニ・ハンサニ・ナオーディヤ・ピリヤダルシャニさん(24)が車いすの高齢男性に声をかけ、リフトのボタンを押した。男性を包むハンモックがゆっくりとベッドへ移動していく。

 神戸市北区の特別養護老人ホーム「六甲の館」は、8年前から外国人職員を採用し、現在は介護職員34人のうち10人を占める。