兵庫県新温泉町長選は２６日投開票され、無所属の現職西村銀三氏（７６）が新人３人を破り、３回目の当選を確実にした。投票率は７７・３５％で、４年前の８１・５６％を下回った。
西村氏は同町出身。旧温泉町時代を含めて町議を５期務め、２０１７年の町長選で初当選した。
選挙戦では、２期８年の実績として、月５千円分の紙おむつ助成券支給など子育て支援の手厚さを強調。物価高対策や観光地のトイレ刷新推進などを打ち出して支持を広げた。
いずれも新人で元町議の西村龍平氏（６０）、元町商工観光課長の福井崇弘氏（５６）、元町商工会長の谷田一富氏（７２）は人口減少対策などを訴えたが、届かなかった。（長谷部崇）
