パーク&ライド実証運行実験のイメージ(下の図)
パーク&ライド実証運行実験のイメージ(下の図)

 自動車用電子機器メーカー「デンソーテン」(神戸市兵庫区)と神戸新聞社、神戸市などで構成する「KOBEモビリティ共創協議会」は、駐車場に車を止めて、バス・自転車・電動キックボードで街中を散策すると、スタンプ獲得で駐車料金が最大無料になる実証運行実験「神戸まちなかパーク&ライド」をスタートした。

 対象エリアは、神戸・三宮、元町、ハーバーランド周辺。このエリアは、土日祝日に自家用車で観光や買い物に訪れる市民、観光客が多く、慢性的な渋滞が発生している。今年4月には1万人規模が収容できるスポーツ・イベント施設「ジーライオンアリーナ神戸」も開業。渋滞緩和や回遊性の向上が課題となっている。

 神戸市中央区内の指定駐車場(7カ所)に車を止め、連節バス「ポートループ」▽電動キックボード・シェアサイクル「Luup(ループ)」▽レンタサイクル「こうべリンクル(コベリン)」-に乗り換え移動をするとスタンプをゲット。さらにエリア内の提携店舗で買い物や飲食をするとスタンプを獲得できる。集めたスタンプ数に応じて駐車料金が割引され、最大無料で利用できる。

 駐車場、3種類の移動ツール、周辺店舗を組み合わせ交通の最適化を目指す「国土交通省共創モデル実証運行事業」に採択されている。実験期間は12月7日まで。

 ウェブサイト「Be Kobe Funプラス」=QRコード=から、デジタルスタンプラリーに参加できる。無料。問い合わせはメール(grm‐tnip‐bekobefun@denso‐ten.com)(秋山達範、藤原 学)